西南学院大学での初講義を終えて
このたび、福岡県不動産鑑定士協会として、西南学院大学経済学部において寄付講座を実施する機会をいただきました。不動産鑑定士による大学での講座は、今回が初めての試みです。
全15回で構成されたこの講座は、毎回異なる不動産鑑定士が登壇し、それぞれの専門分野や実務経験を活かした講義を行うというスタイルで進められました。学生の皆さんにとっては、単位の取得がしやすそうだという理由もあったのかもしれませんが、実際には140名ほどの申し込みがあり、想像以上に関心を持っていただけたことに驚きと嬉しさを感じています。
私は、その最終回である第15回を担当させていただきました。講義の締めくくりということで、これまでの内容の総復習を行いつつ、期末試験を実施するという役割も担いました。
正直なところ、受講者数が多かったため、当初は少し緊張していましたが、授業が始まってみると不思議と落ち着いて進行することができました。学生の皆さんも真剣な眼差しで耳を傾けてくれており、講義する側としてもとてもやりがいのある時間でした。
試験については、「今日は話した内容からも出題しますよ」と事前に予告していたこともあり、比較的やさしい問題を出したつもりでしたが、思ったよりも得点が伸びず……。もしかすると、私の説明が不十分だったのかもしれません。来年はもう少し工夫が必要だと感じています。
なお、今年も西南大学経済学部で寄付講座を実施するほか、福岡大学法学部でも同様の寄付講座を実施する予定です。今回の反省を踏まえ、より分かりやすく、学生の興味を引き出せるような講義を心がけて臨みたいと思います。
※写真は授業終了後に撮影した教室の様子です(プライバシー配慮のため、学生が写っていない時間帯に撮影しました)。
